Untitled

青空 とおい雲
風がそっとふれていく
広い大地にかげぼうし
ふたつ並んだかげぼうし

時々けんかしたり
素直に言えなかったり
小さなこころに雨ぽつり
迷いながら生きている

キミが見つけた白い花のつぼみは
届きそうで届かないけど
オレンジ色の実をつける頃には
触れられるようになるから

青空 雲は流れ
光に包まれていく
遠くではしゃいでるかげぼうし
ふたつ遠いかげぼうし

うまくいかないこと
もどかしい時もあるけど
自分自身のやり方で
転びながら行けばいい

キミはいつもおぼえたての言葉を
繰り返しながら笑っていたね
そんなふうに変わらない笑顔で
この世界を生きていくんだ

青空 とおい雲
風がそっとふれていく
広い大地にかげぼうし
ふたつ並んだかげぼうし

キミはいつかこの街を出ていくだろう
時がくれた荷物を抱えて
こころに描く色の実をつける時まで
この場所で待っているから

この場所で待っているから